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読書&執筆ホリックの書評&書き物ブログ。
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優しいし、身勝手だし、忘れるんだ、人間は。



あいつの人生が終わり、僕たちの長い旅が始まった。中学二年でいじめを苦に自殺したあいつ。
遺書には四人の同級生の名前が書かれていた――。
背負った重荷をどう受け止めて生きればよいのだろう?
悩み、迷い、傷つきながら手探りで進んだ二十年間の物語。

***

内容が凡庸かつ平坦で、重いテーマを扱っている割りにはあっさりと読了出来てしまう。
もうちょっとフジシュン(いじめられて自殺する子の名前)のキャラを掘り下げてくれれば
より共感して読めたかもな、といった感じ。
でもやっぱり全体的に薄っぺらい。新聞のいじめ記事の寄せ集め的な印象を受けた。
フジシュンの親父さんも何でそこまで?って感じだし。
仮に本作を、まさにいじめが行われている学校の子供たちに読ませても
その心を動かすのは難しいのではと思う。

駄作では決してないけど心にはあまり残らなかった。

ラストはちょっとよかったけどね。

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80年代産の道産子。本と書き物が生きる糧。ミステリ作家を目指し中。
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