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読書&執筆ホリックの書評&書き物ブログ。
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何になりたい? どこへ行きたい?



1950年代、大阪近郊の小さな町。少年は印刷所の片隅でSF小説を読みふけっていた。
友人に手渡された翻訳小説に描かれていたのは、人類による地球脱出の物語だった。
生物種の最後の一頭が息絶えるとき、人類進化の素“ロータス”を吐き出すという。
自分以外の何者かになりたいと願う3人の少年たちは、
見世物小屋で「三つ目ヤマネコ」が吐き出す“ロータス”を飲んだ。
そして混乱のうちに悲劇は起こった。
それから半世紀後、越野町では大学の新キャンパス造成が急ピッチで進んでいた。
学校関係者の子供たち3人は夏休みに、ある秘密を抱えた少女を日本に呼ぶことを計画する。
少女の願いを叶えるために…。

***

。。。
。。。つまらなかった。
522Pもあるのに、最初から最後まで一貫して心がぴくりとも反応しなかった。
登場人物も魅力的に思えないし、文章や構成も雑で、読み手のこと考えてるのかという感じ。

そもそも、
早瀬氏の著作は〝レテの支流〟、乱歩賞受賞作の〝三年坂 火の夢〟、〝サトシ・マイナス〟
を読んでどれも全然面白いと思えなかったのになぜ本作を手に取ったのか
自分でもよくわからない。
。。。いやわかる。あらすじが面白いんだ。だから懲りずに手が伸びちゃうんだよな。。。

でもさすがに懲りました。もう早瀬氏の著作を手に取ることは今後二度とないでしょう。

SFとしてもミステリとしても中途半端、というかそれ以前に
これ本当にプロが書いた物語? としか思えない微妙な内容。
本作を2800円出して買うひとがいたら会ってみたい。ていうかこの本高すぎ。

おすすめしません。
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80年代産の道産子。本と書き物が生きる糧。ミステリ作家を目指し中。
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