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読書&執筆ホリックの書評&書き物ブログ。
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その邪悪に。



1958年の夏。当時、12歳のわたし(デイヴィッド)は、隣の家に引っ越して来た
美しい少女メグと出会い、一瞬にして、心を奪われる。
メグと妹のスーザンは両親を交通事故で亡くし、隣のルース・チャンドラーに
引き取られて来たのだった。
隣家の少女に心躍らせるわたしはある日、ルースが姉妹を折檻している場面に出会い
ショックを受けるが、ただ傍観しているだけだった。
ルースの虐待は日に日にひどくなり、やがてメグは地下室に監禁されさらに残酷な暴行を――。
キングが絶賛する伝説の名作。

***

ほぼすべての登場人物の心情が丁寧に、圧倒的リアリティをもって描写されているので、
悪役にすらともすれば感情移入してしまいそうになる。
それほど圧巻の物語だった。

虐待を通り越してもはや虐殺に近い暴行の連続。
なのに読んでいるうちに胸に迫ってくるのは痛々しさよりも切なさ、物悲しさなんだよな。。。

何だか不思議な物語だった。
おすすめ、という言い方が本作の場合ふさわしいかどうかわからないけど、
万人に是非読んでほしい作品だと思った。

映画版はこちら↓

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80年代産の道産子。本と書き物が生きる糧。ミステリ作家を目指し中。
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