だから、お願い、私を呼んでほしい。
川本麻由はかつての恋人によるDVで心に傷を負い、生きることに臆病になっていた。
ある日通院先で植村蛍に出会い、次第に惹かれてゆくが…。
どこまでも不器用で痛く、眼が眩むほどスイートな恋愛小説!!
***
終わり方がぼやっとしていて、だからといって読者の想像に委ねているわけでもなく、
ちょっと物足りないラストだった。というより作品だった。
元恋人の暴力で心に傷を抱えた主人公の描写にはけれどリアリティがあって、
一緒に苦しくなったりもした。
〝だめんず・うぉ~か~〟とかには、彼氏に暴力を受けても平然としている子が
何人も出てくるけれど(実際私の友人にもそういう子がいるのだけれど)、
こうして病んでしまうまでにいたる女の子も確かに存在するんだな、と思うと
何だかやるせない気持ちになった。
終盤の「私を頑丈にしてくれてありがとう」という台詞には、だから染み入るものがあった。
主人公へ差し伸べる救いの手が多すぎることがフィクションくささに磨きを掛けてしまっている
ところもあったけど。
(あと主人公に手を差し伸べる人物の一人であるさとる君が魅力ありすぎて蛍を食ってしまってる)
まあ、おすすめです。
川本麻由はかつての恋人によるDVで心に傷を負い、生きることに臆病になっていた。
ある日通院先で植村蛍に出会い、次第に惹かれてゆくが…。
どこまでも不器用で痛く、眼が眩むほどスイートな恋愛小説!!
***
終わり方がぼやっとしていて、だからといって読者の想像に委ねているわけでもなく、
ちょっと物足りないラストだった。というより作品だった。
元恋人の暴力で心に傷を抱えた主人公の描写にはけれどリアリティがあって、
一緒に苦しくなったりもした。
〝だめんず・うぉ~か~〟とかには、彼氏に暴力を受けても平然としている子が
何人も出てくるけれど(実際私の友人にもそういう子がいるのだけれど)、
こうして病んでしまうまでにいたる女の子も確かに存在するんだな、と思うと
何だかやるせない気持ちになった。
終盤の「私を頑丈にしてくれてありがとう」という台詞には、だから染み入るものがあった。
主人公へ差し伸べる救いの手が多すぎることがフィクションくささに磨きを掛けてしまっている
ところもあったけど。
(あと主人公に手を差し伸べる人物の一人であるさとる君が魅力ありすぎて蛍を食ってしまってる)
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80年代産の道産子。本と書き物が生きる糧。ミステリ作家を目指し中。
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