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読書&執筆ホリックの書評&書き物ブログ。
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ぼくたちはうたう。



かなしい時も、うれしい時も、音楽はぼくらをつないでくれる…。
6人の著者がそれぞれに描く「音楽+青春」アンソロジー。

★収録作品★

ティーンエイジ・ライオット/天野純希
ピエタ/大島真寿美
晴れた空に、ブラスが響く/風野潮
カモメたちの歌/川島誠
peacemaker 1974年の赤星祭/小路幸也
ド派手じゃなけりゃロックじゃない!/丁田政二郎

***

◆ティーンエイジ・ライオット◆

最高。ごくごく普通のエピソードを輝かせる表現力を著者が持っているので
読んでいて感心するやら笑わされるやらじんとさせられるやらのオンパレード。
作家を志す身からすれば、著者には同世代として憧れと羨ましさを感じました。。。
本編中これが自分的には最高だった。

◆ピエタ◆

特に心に残る話ではなかった(私的に)。
それにしても本編のような純文学系の話が後半に集中しているのは
バランスが悪いとしか言いようがない。
もうちょっと並びとか考えればよかったのに。。。

◆晴れた空に、ブラスが響く◆

数十年前の恋愛漫画? ベタ中のベタな展開。
そして文体は関西弁なのか標準語なのかどっちつかずな一人称。
本編中もっともハマれなかった物語。
本作は著者の別の著書のスピンオフ作品だということですが、その著書と併せて読めば
違う感想が持てたかも知れないけど。

◆カモメたちの歌/川島誠◆

こんな調子でだらだらいくのかな。。。と思いながら読んでいたら
ラストでまさかの会心の一撃。
こんなにもシンプルなのにここまでの衝撃を読者に与える物語を書けるとは、と
素直に敬服しました。
一番短いし読みやすいのでおすすめの一遍。

◆peacemaker 1974年の赤星祭◆

よくも悪くも普通。
たぶん一ヶ月ぐらい経ったら内容を忘れてるだろうと思う。
嫌いな作家さんじゃないんだけどなあ。。。

◆ド派手じゃなけりゃロックじゃない!◆

文章が苦手すぎて読み進めるのが苦痛だった。
あまり好きじゃない。
ていうか子供っぽすぎやしないか? 
やっぱりポプラ社だからなのかな。。。
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80年代産の道産子。本と書き物が生きる糧。ミステリ作家を目指し中。
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