それぞれの闇を。
誰が嘘を吐いている?
幼なじみの四人が校庭に埋めた拳銃は、二十三年の時を経て再び放たれた。
それぞれの想い出が重なるとき、時を越えたさらなる真実が目を覚ます――!
全てはタイムカプセルにとじ込めた――はずだった。
第56回江戸川乱歩賞受賞作。
***
よく言えばシンプル、悪く言えば幼稚。
文章はうまいけど表現に幅がなく、物語の構成も稚拙。
冒頭は面白くぐいと惹き込まれるものの、読んでいるうちに次第に退屈に。
とっくに時効を迎えているエピソードがメインであることもつまらなさに一役買っていた。
ほんと最近の乱歩賞は昔と比べてかなり質が落ちていると思う。
昔から〝ペンネームと作品タイトルがその著者の実力を表す〟と言うけど、
本作の元々のタイトルが〝再会のタイムカプセル〟だったことを鑑みれば
中身には期待できないということにもっと早く気付くべきだった(ペンネームも微妙だし←本名
だったらごめんなさい)。
乱歩賞に8年応募し続けた著者の根性には敬服するけどあまりおすすめはしません。
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80年代産の道産子。本と書き物が生きる糧。ミステリ作家を目指し中。
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