光の中にひきこもる。
自動車事故で、片足を切断する大怪我を負った女優の叶世久美子。
偶然、現場に駆けつけたデザイナーの相良郁哉は、その後、彼女の義足を作ることになる。
しだいに心を通わせていく二人は、それぞれの人生の中で見失っていた
「愛」を取り戻そうとするが…。
平野啓一郎が描く、愛のかたち。
***
よくも悪くも普通の小説。
タイトルが大仰な割に中身は平凡。
ていうか全体を通して〝かたちだけの愛〟が出てきたことがあったっけ? ごく普通の男女の
(それぞれの職業は特殊だけど)ありふれた恋物語じゃないか、と思ってしまった。
主人公が義足をデザインする過程も、期待していたほど緻密な描写はなく
「主人公があんなに(義足デザインに)燃えてた前半はいったい何だったんだ?」という感じ。
元妻との結婚の失敗も、そんな設定なくてもいいんじゃ?と思ったし(幼児期の母親への不信が
イコールで奥さんへの不信と被ったせいで離婚したのかと思ったけどそういう描写もないし)。
今までの平野作品の中では凡庸に思う。
次回に期待。
ただ細かい点に眼をつぶれば物語展開は面白く一気に読めた。
まあおすすめかな。
自動車事故で、片足を切断する大怪我を負った女優の叶世久美子。
偶然、現場に駆けつけたデザイナーの相良郁哉は、その後、彼女の義足を作ることになる。
しだいに心を通わせていく二人は、それぞれの人生の中で見失っていた
「愛」を取り戻そうとするが…。
平野啓一郎が描く、愛のかたち。
***
よくも悪くも普通の小説。
タイトルが大仰な割に中身は平凡。
ていうか全体を通して〝かたちだけの愛〟が出てきたことがあったっけ? ごく普通の男女の
(それぞれの職業は特殊だけど)ありふれた恋物語じゃないか、と思ってしまった。
主人公が義足をデザインする過程も、期待していたほど緻密な描写はなく
「主人公があんなに(義足デザインに)燃えてた前半はいったい何だったんだ?」という感じ。
元妻との結婚の失敗も、そんな設定なくてもいいんじゃ?と思ったし(幼児期の母親への不信が
イコールで奥さんへの不信と被ったせいで離婚したのかと思ったけどそういう描写もないし)。
今までの平野作品の中では凡庸に思う。
次回に期待。
ただ細かい点に眼をつぶれば物語展開は面白く一気に読めた。
まあおすすめかな。
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80年代産の道産子。本と書き物が生きる糧。ミステリ作家を目指し中。
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