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読書&執筆ホリックの書評&書き物ブログ。
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聞いているよ。安心して。
ちゃんと、聞いているから。


 

北島早苗は、ホスピスで終末期医療に携わる精神科医。恋人で作家の高梨は、
病的な死恐怖症だったが、新聞社主催のアマゾン調査隊に参加してからは、
人格が異様な変容を見せ、あれほど怖れていた『死』に魅せられたように、自殺してしまう。
さらに、調査隊の他のメンバーも、次々と異常な方法で自殺を遂げていることがわかる。
アマゾンで、いったい何が起きたのか?
高梨が死の直前に残した「天使の囀りが聞こえる」という言葉は、何を意味するのか?
前人未到の恐怖が、あなたを襲う。

***

もう5・6回は読んでるんじゃないかという本作。
最近本を読みすぎてうんざりしつつあったので初心に返る?つもりでまた手にとってしまった。

さすがに内容を把握しきっているから緊迫感も何もあったもんじゃないけど
やっぱり面白い。
貴志氏の書く主人公の恋愛運のなさと必ず蜘蛛恐怖症の人物が出てくるところは
マンネリ調だけどでもやっぱり面白い。

こんなものが実際にこの世に存在したら恐ろしい反面飛びつく人も必ずいるんだろうな。。。
そう考えられてしまうことが何より怖い。
人間恐怖を感じずに生きている人なんていないものだから。

ラストは主人公のやっていることはホラーなのに泣けてくるから好きです。
おすすめ。

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80年代産の道産子。本と書き物が生きる糧。ミステリ作家を目指し中。
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