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読書&執筆ホリックの書評&書き物ブログ。
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だあーっ。



小学校六年生になった長男の僕の名前は二郎。父の名前は一郎。誰が聞いても
「変わってる」と言う。
父が会社員だったことはない。物心ついたときからたいてい家にいる。
父親とはそういうものだと思っていたら、小学生になって級友ができ、
ほかの家はそうではないらしいことを知った。父はどうやら国が嫌いらしい。むかし、
過激派とかいうのをやっていて、税金なんか払わない、無理して学校に行く必要などないとか
よく言っている。家族でどこかの南の島に移住する計画を立てているようなのだが…。
型破りな父に翻弄される家族を、少年の視点から描いた、長編大傑作。

***

率直に言えば、つまらない。
534P分読むのに費やした時間を返してくれと言いたい。
そもそも冒頭から雲行きは怪しくて、「でもあの伊良部シリーズを書いた人だからなー。。。」と
面白くなっていくことを期待した自分が馬鹿だった。
あれはあれ、これはこれだった。

駄作、というのともちょっと違う、教科書を読んでいるようなつまらなさ。
同じ共闘をテーマにした話を読むなら、〝ぼくらの七日間戦争〟を読んだほうが遥かにいい。
あっちのほうがよほど共闘の面白さ、昂ぶりを表現できていたと思う。普通に面白いし。

著者が沖縄に魅せられたことだけは十分なほど伝わってきましたが、ただそれだけ。
おすすめしません。
読み終えて本投げて思わず叫んだよ。
「だあーっ」

(ちなみに関係ないけど読んでる間中、作中の父親は脳内でずっと
時任三郎で再現されていた。。。イメージ近いかなあ? どうだろ?)
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80年代産の道産子。本と書き物が生きる糧。ミステリ作家を目指し中。
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