世界はこんなに美しいのに。
急死したはずの父親から送られてきた一通のメール。それがすべての発端だった。
創薬化学を専攻する大学院生・古賀研人は、その不可解な遺書を手掛かりに、
隠されていた私設実験室に辿り着く。ウイルス学者だった父は、
そこで何を研究しようとしていたのか。
同じ頃、特殊部隊出身の傭兵、ジョナサン・イエーガーは、
難病に冒された息子の治療費を稼ぐため、ある極秘の依頼を引き受けた。
暗殺任務と思しき詳細不明の作戦。事前に明かされたのは、
「人類全体に奉仕する仕事」ということだけだった。
イエーガーは暗殺チームの一員となり、戦争状態にあるコンゴのジャングル地帯に潜入するが…。
***
巷での評判はかなりいいみたいだけど私は楽しめなかった。
最後のページの参考文献の膨大さを見ればわかるけど、
本作はかなり綿密な取材を元に書かれていて、だからこその圧倒的リアリティに
身を委ね楽しむことができるかと思いきや、単なる「調べて書きましたよ」的な記述が
多すぎて、「物語」として楽しむことがまったくできなかった。
つまり知識が「物語」に昇華できていないような印象。
戦闘シーンや壮大な物語性を楽しみたいなら私は福井晴敏氏の著作のほうがよっぽどいい。
あまりおすすめしません。
戦争の残虐さ、過酷さが描かれていた部分だけは興味深く読めたけど。
急死したはずの父親から送られてきた一通のメール。それがすべての発端だった。
創薬化学を専攻する大学院生・古賀研人は、その不可解な遺書を手掛かりに、
隠されていた私設実験室に辿り着く。ウイルス学者だった父は、
そこで何を研究しようとしていたのか。
同じ頃、特殊部隊出身の傭兵、ジョナサン・イエーガーは、
難病に冒された息子の治療費を稼ぐため、ある極秘の依頼を引き受けた。
暗殺任務と思しき詳細不明の作戦。事前に明かされたのは、
「人類全体に奉仕する仕事」ということだけだった。
イエーガーは暗殺チームの一員となり、戦争状態にあるコンゴのジャングル地帯に潜入するが…。
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巷での評判はかなりいいみたいだけど私は楽しめなかった。
最後のページの参考文献の膨大さを見ればわかるけど、
本作はかなり綿密な取材を元に書かれていて、だからこその圧倒的リアリティに
身を委ね楽しむことができるかと思いきや、単なる「調べて書きましたよ」的な記述が
多すぎて、「物語」として楽しむことがまったくできなかった。
つまり知識が「物語」に昇華できていないような印象。
戦闘シーンや壮大な物語性を楽しみたいなら私は福井晴敏氏の著作のほうがよっぽどいい。
あまりおすすめしません。
戦争の残虐さ、過酷さが描かれていた部分だけは興味深く読めたけど。
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80年代産の道産子。本と書き物が生きる糧。ミステリ作家を目指し中。
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