止められない。
亮介が実家で偶然見つけた「ユリゴコロ」と名付けられたノート。
それは殺人に取り憑かれた人間の生々しい告白文だった。
創作なのか、あるいは事実に基づく手記なのか。そして書いたのは誰なのか。
謎のノートは亮介の人生を一変させる驚愕の事実を孕んでいた。
圧倒的な筆力に身も心も絡めとられてしまう究極の恋愛ミステリー!
***
ちょっと輪郭が淡すぎて入り込みにくい描写もところどころにあるけど、
全体に良質なミステリ。ラストはあっと思わされたし、どこか哀しみを含んだ締め方もいい。
何より、人間の特定の心理状態をたったひと言、〝ユリゴコロ〟と表現してしまうセンスも
独特で素晴らしい。
狂的でなおかつ深い絆を感じさせる男女の恋愛描写は、
同著者のデビュー作〝九月が永遠に続けば〟に相通じるものがあって
読んでいて非常に面白く満足させてもらった。
カタカナの使い方に相変わらずのダサさ(と言ったら失礼だけど)を感じるのは
いつも通りだけど、内容的には満足のいく一作だった。
おすすめ。
亮介が実家で偶然見つけた「ユリゴコロ」と名付けられたノート。
それは殺人に取り憑かれた人間の生々しい告白文だった。
創作なのか、あるいは事実に基づく手記なのか。そして書いたのは誰なのか。
謎のノートは亮介の人生を一変させる驚愕の事実を孕んでいた。
圧倒的な筆力に身も心も絡めとられてしまう究極の恋愛ミステリー!
***
ちょっと輪郭が淡すぎて入り込みにくい描写もところどころにあるけど、
全体に良質なミステリ。ラストはあっと思わされたし、どこか哀しみを含んだ締め方もいい。
何より、人間の特定の心理状態をたったひと言、〝ユリゴコロ〟と表現してしまうセンスも
独特で素晴らしい。
狂的でなおかつ深い絆を感じさせる男女の恋愛描写は、
同著者のデビュー作〝九月が永遠に続けば〟に相通じるものがあって
読んでいて非常に面白く満足させてもらった。
カタカナの使い方に相変わらずのダサさ(と言ったら失礼だけど)を感じるのは
いつも通りだけど、内容的には満足のいく一作だった。
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80年代産の道産子。本と書き物が生きる糧。ミステリ作家を目指し中。
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