闇が笑いだす。
恒川光太郎が五つの物語で世界を変える――。風を、迷いを、闇夜を、鳥を。
著者はわずか五編の物語で、世界の全部を解放してしまった――。
静謐な筆致で描かれた短編は、小説の新たな可能性を切り拓く!
★収録作品★
風を放つ
迷走のオルネラ
夜行の冬
鸚鵡幻想曲
ゴロンド
***
前作はあまりに心動かされるものがなくて
「どうしたんだ恒川光太郎!」
と思ったけれど今回はよかった。
恒川節がちゃんと戻ってきていて、独特のダークファンタジーな世界観を堪能することができた。
一番恒川氏らしかったのは〝夜行の冬〟。
この作家さんに現実と隣り合わせの不思議・恐怖を書かせたら天下一品だなーと改めて思う。
〝鸚鵡幻想曲〟は後半から、〝ゴロンド〟は終始一貫して
現実離れしていてちょっと入り込みにくかったけど、それでもなかなか楽しく読めた。
〝ゴロンド〟が気に入った人は〝プシスファイラ〟なんかも楽しめるんじゃないかと思う。
(難しくてちょっと読む人選ぶけど)
それにしても恒川氏、ほんとよくこんな話思い付くよな~。
デビュー作〝夜市〟に出てくる〝学校蝙蝠〟〝永久放浪者〟とかもそうだけど
実際には存在しないものへの名付けのセンスもすごい(今回は名称どころか
〝竜語〟まで出てきます)。
尊敬する。
おすすめです。
恒川光太郎が五つの物語で世界を変える――。風を、迷いを、闇夜を、鳥を。
著者はわずか五編の物語で、世界の全部を解放してしまった――。
静謐な筆致で描かれた短編は、小説の新たな可能性を切り拓く!
★収録作品★
風を放つ
迷走のオルネラ
夜行の冬
鸚鵡幻想曲
ゴロンド
***
前作はあまりに心動かされるものがなくて
「どうしたんだ恒川光太郎!」
と思ったけれど今回はよかった。
恒川節がちゃんと戻ってきていて、独特のダークファンタジーな世界観を堪能することができた。
一番恒川氏らしかったのは〝夜行の冬〟。
この作家さんに現実と隣り合わせの不思議・恐怖を書かせたら天下一品だなーと改めて思う。
〝鸚鵡幻想曲〟は後半から、〝ゴロンド〟は終始一貫して
現実離れしていてちょっと入り込みにくかったけど、それでもなかなか楽しく読めた。
〝ゴロンド〟が気に入った人は〝プシスファイラ〟なんかも楽しめるんじゃないかと思う。
(難しくてちょっと読む人選ぶけど)
それにしても恒川氏、ほんとよくこんな話思い付くよな~。
デビュー作〝夜市〟に出てくる〝学校蝙蝠〟〝永久放浪者〟とかもそうだけど
実際には存在しないものへの名付けのセンスもすごい(今回は名称どころか
〝竜語〟まで出てきます)。
尊敬する。
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80年代産の道産子。本と書き物が生きる糧。ミステリ作家を目指し中。
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