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読書&執筆ホリックの書評&書き物ブログ。
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僕の命も、
君の命も、
すべてがここにある。
ここにあった。



永遠の命を持ち、戦い続ける子供たちキルドレ。
戦闘機乗りのクリタは、上司クサナギの幼馴染によって、
彼女が今や、キルドレでなくなっていると知らされるが……
大好評シリーズ急展開!

***

シリーズ最終章〝クレィドゥ・ザ・スカイ〟への橋渡しともいうべき第四作。
本作ではある一つの重大な秘密が明かされますが、それ以外は淡々と、
とりたてた起承転結もなく物語は進んでいきます。
唯一印象深かったのは、本作の語り部であるクリタにとっての〝花束〟という
ファクターが、最後の最後でその意味を変えるシーン。
そして人間的感情というものをほとんど持っていないかに見えるクリタが、
〝愛情〟とは何かについて、彼なりの答えを導き出すくだり。
月並みな表現ですが、ああやはりキルドレも一人の人間なのだなと。
そしてそれに気づくためにはやはり常人と同じように第三者への特別な感情が必要なのだなと
痛感させられた作品でした。

最終章を読むのが心から楽しみでもあり、
「もう次で終わりなのか。。。」と寂しい気持ちでもあります。
あともう少しこのシリーズの世界観に浸っていたかった。
思ってたよりずっとこの物語に惹かれていたんだな、私は。
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80年代産の道産子。本と書き物が生きる糧。ミステリ作家を目指し中。
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