あなたは<もう一人>の私なのか。
奇面館主人・影山逸史に招かれた六人の男たち。
館に伝わる奇妙な仮面で全員が“顔”を隠すなか、妖しく揺らめく“もう一人の自分”の影…。
季節外れの吹雪で館が孤立したとき、“奇面の間”に転がった凄惨な死体は何を語る?
前代未聞の異様な状況下、名探偵・鹿谷門実が圧巻の推理を展開する。
名手・綾辻行人が技巧の限りを尽くして放つ「館」シリーズ、直球勝負の書き下ろし最新作。
***
本格ミステリだし、あの綾辻行人氏だし、しかも館シリーズだし、
。。。ということでかなりおおらかな気持ちで読み始めたのはいいけれど、
オチが。。。これはいくらフィクションの世界でも難しいんじゃないかと。
今ならネットとかfacebookで容易に検索出来るだろうけど、
ネットが普及していないこの時代にこのオチはいくらなんでも無理が。。。
登場人物皆が仮面をかぶっているという設定上、
仕方ないんだけど各人物の表情とか仕草に個性がなくて
ロボットを見ているようで各人に魅力を感じづらかったのも読んでいてつらかった。
そして探偵役・鹿谷の推理劇が長すぎる。
中盤~後半にかけてずっとひとりで語っていて、
探偵の謎解きパートが好きな私も途中から食傷気味になってしまった。
ひともひとりしか殺されてないので物語としては地味だし。。。
(別に大量殺人モノが好きだというわけじゃないのですが)
内容の割にやたらページ数が多いのも冗長さを感じさせる。
十角館や時計館はものすごく面白かっただけに、
久々の新作が本作なのはちょっと期待外れだった。。。
そんな館シリーズも次回で最後。
綾辻氏がどんな名作を上梓してくれるのか、それだけを楽しみに待ちます。
奇面館主人・影山逸史に招かれた六人の男たち。
館に伝わる奇妙な仮面で全員が“顔”を隠すなか、妖しく揺らめく“もう一人の自分”の影…。
季節外れの吹雪で館が孤立したとき、“奇面の間”に転がった凄惨な死体は何を語る?
前代未聞の異様な状況下、名探偵・鹿谷門実が圧巻の推理を展開する。
名手・綾辻行人が技巧の限りを尽くして放つ「館」シリーズ、直球勝負の書き下ろし最新作。
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本格ミステリだし、あの綾辻行人氏だし、しかも館シリーズだし、
。。。ということでかなりおおらかな気持ちで読み始めたのはいいけれど、
オチが。。。これはいくらフィクションの世界でも難しいんじゃないかと。
今ならネットとかfacebookで容易に検索出来るだろうけど、
ネットが普及していないこの時代にこのオチはいくらなんでも無理が。。。
登場人物皆が仮面をかぶっているという設定上、
仕方ないんだけど各人物の表情とか仕草に個性がなくて
ロボットを見ているようで各人に魅力を感じづらかったのも読んでいてつらかった。
そして探偵役・鹿谷の推理劇が長すぎる。
中盤~後半にかけてずっとひとりで語っていて、
探偵の謎解きパートが好きな私も途中から食傷気味になってしまった。
ひともひとりしか殺されてないので物語としては地味だし。。。
(別に大量殺人モノが好きだというわけじゃないのですが)
内容の割にやたらページ数が多いのも冗長さを感じさせる。
十角館や時計館はものすごく面白かっただけに、
久々の新作が本作なのはちょっと期待外れだった。。。
そんな館シリーズも次回で最後。
綾辻氏がどんな名作を上梓してくれるのか、それだけを楽しみに待ちます。
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80年代産の道産子。本と書き物が生きる糧。ミステリ作家を目指し中。
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