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読書&執筆ホリックの書評&書き物ブログ。
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大きな恐れが、そこにもまたある。



「J・Mを殺したのは誰か?」――巨大な才能と劣等感を抱えたマッドサイエンティストは、
五人の子供に人体改造術を施し、“怪物”と呼んで責め苛む。
ある日、惨殺死体となって発見されたJ・Mは、いったいどの子供に殺されたのか?
小説家の「私」と探偵の「彼」が謎に挑めば、そこに異界への扉が開く!
本格ミステリとホラー、そして異形への真摯な愛が生みだした、歪み真珠のような三つの物語。

***

精神病院を舞台にした中篇の物語が三つ。
これは確かに精神病院という設定がなくちゃ書けないものでしょう。
非常に楽しく読めた。
ただし最後の一話は、精神病云々についてはほとんど触れられておらず
ごくまっとうな本格ミステリでしたが。

というか、読んでいくうちにオチが見えてきちゃうんだよな。
舞台設定のインパクトが強いと、斬新に感じるぶんパターン化もしてしまう。
諸刃の剣といったところでしょうか。

それでも飽きることなく最後まで読めましたが。
おすすめです。

ちなみに本作を読んで面白かったひとは
映画〝シャッター・アイランド〟もおすすめ。
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80年代産の道産子。本と書き物が生きる糧。ミステリ作家を目指し中。
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