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読書&執筆ホリックの書評&書き物ブログ。
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君は一人ぼっちじゃない。



夏休みを伯母一家が経営する旅館で過ごすことになった少年・恭平。
仕事で訪れた湯川も、その宿に滞在することを決めた。
翌朝、もう一人の宿泊客が変死体で見つかった。
その男は定年退職した元警視庁の刑事だという。
彼はなぜ、この美しい海を誇る町にやって来たのか…。
これは事故か、殺人か。湯川が気づいてしまった真相とは――。

***

犯人に対する制裁がまったくない小説で、そこはちょっと納得いかなかった。
湯川ってこんなに情を悪い意味で重んじる人間だったっけ?と思ってしまった。
(かつて親友すらをも告発したことのある男がこれでは何だか納得がいかない。。。)
物語も、最後のどんでん返しがなければただの二時間ドラマ的な内容だし
あまり満足のいくものではなかった。
とはいっても著者が東野圭吾氏だから要求クオリティが高くなってしまうだけで、
誰が書いたかを意識せずに読めばなかなかに楽しめるミステリ小説だとは思うけど。

子供と仲良くする珍しい湯川の姿が見れたのはよかった。

余談ですが、すべての謎が解けたあと本書の表紙を見ると「ああ、だからこの表紙か」と
納得がいきます。

まあおすすめかな。
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80年代産の道産子。本と書き物が生きる糧。ミステリ作家を目指し中。
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