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読書&執筆ホリックの書評&書き物ブログ。
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「スイッチ・オフだ。草薙」
 


深夜、16歳の少女の部屋に男が侵入し、気がついた母親が猟銃を発砲した。
とりおさえられた男は、17年前に少女と結ばれる夢を見たと主張。その証拠は、
男が小学四年生の時に書いた作文。果たして偶然か、妄想か…。
常識ではありえない事件を、天才物理学者・湯川が解明する、
人気連作ミステリー第二弾。


★収録作品★

 夢想る(ゆめみる)
 霊視る(みえる)
 騒霊ぐ(さわぐ)
 絞殺る(しめる)
 予知る(しる)

***

最近ドラマの再放送をやっていたので思わず読み返してしまった本作。
読み終えての感想。
「ドラマのほうが面白い。。。」
〝手紙〟も映画のほうがクオリティ高かったし。。。普通映画は原作を超えられないはずなのに。。。

なんてことはさておき、それでもやっぱり面白いです。
東野氏が「好き勝手書いた」と言うだけあって、理系大学出身の彼の知識がふんだんに
トリックに盛り込まれていてものすごく楽しい(森博嗣氏も理系トリックを使った話を書きますが、
あちらは多少癖があって好き嫌いがかなり分かれる。その点東野作品は読む人を選ばないという
利点があります。言うなれば〝模範的〟。なのでキャラやストーリーの奇抜さや個性を重視する
人には向かないですが)。
逆に理系の知識がないとトリックの推測のしようがないという虚しさも多少ありますが(笑)、
そこは割り切って読むしかないな。

最終話のラストがドラマとは違う終わり方になっていて
「あーあ、湯川教授、どうすんだこれ」と思わずほくそえんでしまったので、
ドラマ版を見た人は読み比べてみると面白いかも。

ちなみに本作はシリーズ二作目になるので、初めて読むという人は
こちら↓からどうぞ。

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80年代産の道産子。本と書き物が生きる糧。ミステリ作家を目指し中。
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