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読書&執筆ホリックの書評&書き物ブログ。
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これは、決して悲劇ではない――。



主人公は36歳のふたりの女性。
政治家の夫と幸せな家庭を築き、さらに絵本作家としても注目を浴びる主婦の陽子。
家族のいない天涯孤独な新聞記者の晴美。
ふたりは親友同士であるが、共に生まれてすぐ親に捨てられた過去を持つ。
ある日、「世間に真実を公表しなければ、息子の命はない」という脅迫状と共に、
陽子の5歳になる息子が誘拐された。
真実とは一体何なのか ……。

***

ひどい。
つまらないだけじゃなく、小説の体を成してない。
まるで脚本のト書き。
まず初めにドラマありきで書かれた作品だからって(本作は去年テレビドラマ化しています)
これはないだろ、と思った。

犯人もすぐわかるし、
主人公ふたりが、いくらタイトルになってるからって境遇境遇うるさいのも鼻につくし。
〝告白〟ほどの傑作を書いてくれとは言わないけど、周囲に踊らされてつまらないものを
垂れ流すのはやめてほしいと切実に思う。せっかくの才能がもったいない。

新作を読むたびにがっかりして「もう湊作品は読むまい」と決意しつつも
それでもやっぱり新作が出るとついつい手が伸びてしまう、というパターンを繰り返してきたけど
次がつまらなかったらさすがに見限ろうかなと思う。

バンバン出さなくていいからもっとよく練った重厚なストーリーを
湊さんには書いてもらいたいです。

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80年代産の道産子。本と書き物が生きる糧。ミステリ作家を目指し中。
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