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読書&執筆ホリックの書評&書き物ブログ。
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死に際にこそ、人は真価を問われるのかもしれない。

 

不老不死が実現した社会。しかし、法律により100年後に死ななければならない――
“生存制限法”により、100年目の死に向き合うことになった日本。
“死の強制”をつかさどる者、それを受け入れる者、抗う者、死を迎える者を見送る者…
自ら選んだ人生の結末が目の前に迫ったとき、忘れかけていた生の実感と死の恐怖が、
この国を覆う。
その先に、新たに生きる希望を見出すことができるのか!?
構想10年。最高傑作誕生。

***

うーん。。。
ネットとかでよく見る二次創作の域を出ていないように感じた。
内容以前にとにかく思ったのは、文体が自分に合わないということ。
シリアスな内容に反して「――っ!」というちっちゃい「っ」の多用は漫画っぽくて
作風にそぐわなかったし、何より体言止めの乱発&やたらと多い改行に
「本気で書いてんの?」と偉そうにも思ってしまった。
数々のエピソードがクライマックスで収束するのかと思いきや
結局最後までほぼ飛び飛びで
単に著者がその場その場で書きたいことを思いつくままに書いているだけ、といった
感じもしたし。
ネタバレになるので詳細は伏せますが、あの病気がラストでいかにもご都合主義に
反乱を起こすのもどうかと思ったし。

何が言いたいのかはわかるけど作品に終始一貫したテーマがなく
エンタメに走りたかったのか読み手に警鐘を鳴らしたかったのか
どうにも掴み切れない中途半端な作品になってしまっている気がした。

唯一よかったのは仁科ケンのキャラかな。
まあ、彼のことももうちょっと掘り下げてほしかったけど。。。

あまりおすすめしません。
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80年代産の道産子。本と書き物が生きる糧。ミステリ作家を目指し中。
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