音楽を聴いたという記憶だけで生きていける。
アザミよ、ヘッドホン1個耳に引っ掛けてどこへ行く――。
オケタニアザミは「音楽について考えることは、将来について考えることよりずっと大事」な
高校3年生。
髪は赤く染め、目にはメガネ、歯にはカラフルな矯正器。
数学が苦手で追試や補習の連続、進路は何一つ決まらない「ぐだぐだ」の日常を支えるのは、
パンクロックだった!
超低空飛行でとにかくイケてない、でも振り返ってみればいとおしい日々…。
***
「主人公は音楽が好き」。
このたったひとつのことを、地球規模で見れば非常に瑣末なこのたったひとつのことだけを、
著者はただ淡々と書いているだけなのにどうしてこんなに心動かされるんだろう。
いや、本作に限らず、それは純文学というジャンルすべてに共通して感じることだけど。
大きなものから小さなものまで
それがどんなテーマであっても、
そのテーマ自体は終始裏側に隠したままで決して表に出すことはなくても、
読み手に共感を抱かせ、動かす力を持っている。それはあたかもヤンマーディーゼ(rya←ごめんなさい
本作の主人公ほど魅力的なKY見たことない。
実際顔を突き合わせてたらきっとイラつくことも多いんだろうけどかなり友達になりたい。
(音楽好き&ヘッドフォンと同化している&たまに言っちゃいけないこと言って相手をキレさせる&
数学の成績がひどすぎて高3進級時は仮進級で補講受けさせられてたとこまで同じだし
気はかなり合うはず)
というか本作に登場する女の子たちはみんな魅力的。
主人公・アザミの友人のチユキも大好き。私がこうありたいと思う女性像そのまんま。
そうまで思わせるほど素敵な子なのに、ホレる相手はどうしようもないクソ男ってところも
リアルでいい(いい子ほどそういう傾向が強いんだよなあ、ほんと。。。)。
私は〝聴く人(リスナー)〟ではなく〝演る人(プレイヤー)〟なので
アザミほどCDを買い漁ったり音楽を聴きまくることにそこまで喜びは見出せないけど(それより
断然歌ってるほうが多いし)、ここまで音楽を聴くことを愛せる人は正直格好いいと思う。
恋愛や友情や家族等の人間関係以外に愛しいものがある人は幸せだ。
私は歌も小説も金稼ぎの手段、というか将来の目標になってしまっているから
ただ純粋に慈しめて愛しいと思える何かがないからな。。。
アザミ、頼むからあんた音楽評論家になれ。
あなたの記事なら読んでみたい。
そして。。。たまたま最近通販で買って食ってたところだったので
作中にロイズのチョコポテチが出てきたときは笑った。
まじうまいんです。皆さん、是非私の故郷の銘菓をよろしく。
それにしても、ラストのアザミみたいな体験、私は一度しかしたことがないから
正直彼女が羨ましくてならない。
追記:
ほんとにあんだねカラー矯正器。
おもろい
アザミよ、ヘッドホン1個耳に引っ掛けてどこへ行く――。
オケタニアザミは「音楽について考えることは、将来について考えることよりずっと大事」な
高校3年生。
髪は赤く染め、目にはメガネ、歯にはカラフルな矯正器。
数学が苦手で追試や補習の連続、進路は何一つ決まらない「ぐだぐだ」の日常を支えるのは、
パンクロックだった!
超低空飛行でとにかくイケてない、でも振り返ってみればいとおしい日々…。
***
「主人公は音楽が好き」。
このたったひとつのことを、地球規模で見れば非常に瑣末なこのたったひとつのことだけを、
著者はただ淡々と書いているだけなのにどうしてこんなに心動かされるんだろう。
いや、本作に限らず、それは純文学というジャンルすべてに共通して感じることだけど。
大きなものから小さなものまで
それがどんなテーマであっても、
そのテーマ自体は終始裏側に隠したままで決して表に出すことはなくても、
読み手に共感を抱かせ、動かす力を持っている。それはあたかもヤンマーディーゼ(rya←ごめんなさい
本作の主人公ほど魅力的なKY見たことない。
実際顔を突き合わせてたらきっとイラつくことも多いんだろうけどかなり友達になりたい。
(音楽好き&ヘッドフォンと同化している&たまに言っちゃいけないこと言って相手をキレさせる&
数学の成績がひどすぎて高3進級時は仮進級で補講受けさせられてたとこまで同じだし
気はかなり合うはず)
というか本作に登場する女の子たちはみんな魅力的。
主人公・アザミの友人のチユキも大好き。私がこうありたいと思う女性像そのまんま。
そうまで思わせるほど素敵な子なのに、ホレる相手はどうしようもないクソ男ってところも
リアルでいい(いい子ほどそういう傾向が強いんだよなあ、ほんと。。。)。
私は〝聴く人(リスナー)〟ではなく〝演る人(プレイヤー)〟なので
アザミほどCDを買い漁ったり音楽を聴きまくることにそこまで喜びは見出せないけど(それより
断然歌ってるほうが多いし)、ここまで音楽を聴くことを愛せる人は正直格好いいと思う。
恋愛や友情や家族等の人間関係以外に愛しいものがある人は幸せだ。
私は歌も小説も金稼ぎの手段、というか将来の目標になってしまっているから
ただ純粋に慈しめて愛しいと思える何かがないからな。。。
アザミ、頼むからあんた音楽評論家になれ。
あなたの記事なら読んでみたい。
そして。。。たまたま最近通販で買って食ってたところだったので
作中にロイズのチョコポテチが出てきたときは笑った。
まじうまいんです。皆さん、是非私の故郷の銘菓をよろしく。
それにしても、ラストのアザミみたいな体験、私は一度しかしたことがないから
正直彼女が羨ましくてならない。
追記:
ほんとにあんだねカラー矯正器。
おもろい
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80年代産の道産子。本と書き物が生きる糧。ミステリ作家を目指し中。
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