もっとずっとシンプルなルール。
一人の女性の一生を、3歳、16歳、28歳、34歳、47歳、63歳の
それぞれ一日を描いた6編を連ねて構成する長編小説。
「いつか自分が心から一緒にいたいと思える相手に出会えることを
夢見て生きる女性の人生を、「6日間」で鮮やかに切りとる。
前作『嵐のピクニック』で大江健三郎賞を受賞、
いま最も注目される新鋭女性作家の最新作!
***
何だか自己啓発本みたいなタイトルですが、
れっきとした小説です。
とてもよみやすい文体で書かれていますが純文学なので、
オチらしきオチ、物語らしき物語が展開されていないと
読みつけない、というひとは読まないほうが可。
全編を通して書かれているのは
「思うような人間とめぐり会えなくても人生は続いていく」
ということで、読んでいて楽しい気分のものではありません。
主人公・リンデの孤独がリアルに描かれていて胸が痛いし。
現代社会は親友や恋人のいないひとが多いというけれど、
さもありなんと思わせるような内容だった。
47歳と63歳のエピソードの間に3歳のエピソードを挟んだのは
うまいなと思いましたが、もうちょっとひねりがほしかったかな。
って純文学ってひねるとかそういうものじゃないんだろうけど。
やっぱり本谷有希子さんは「生きてるだけで、愛」「江梨子と絶対」
みたいな爽快な話のほうが向いている気がする。
こういうオトボケ風味ながらも重いのはちょっとな、と
思わされました。
一人の女性の一生を、3歳、16歳、28歳、34歳、47歳、63歳の
それぞれ一日を描いた6編を連ねて構成する長編小説。
「いつか自分が心から一緒にいたいと思える相手に出会えることを
夢見て生きる女性の人生を、「6日間」で鮮やかに切りとる。
前作『嵐のピクニック』で大江健三郎賞を受賞、
いま最も注目される新鋭女性作家の最新作!
***
何だか自己啓発本みたいなタイトルですが、
れっきとした小説です。
とてもよみやすい文体で書かれていますが純文学なので、
オチらしきオチ、物語らしき物語が展開されていないと
読みつけない、というひとは読まないほうが可。
全編を通して書かれているのは
「思うような人間とめぐり会えなくても人生は続いていく」
ということで、読んでいて楽しい気分のものではありません。
主人公・リンデの孤独がリアルに描かれていて胸が痛いし。
現代社会は親友や恋人のいないひとが多いというけれど、
さもありなんと思わせるような内容だった。
47歳と63歳のエピソードの間に3歳のエピソードを挟んだのは
うまいなと思いましたが、もうちょっとひねりがほしかったかな。
って純文学ってひねるとかそういうものじゃないんだろうけど。
やっぱり本谷有希子さんは「生きてるだけで、愛」「江梨子と絶対」
みたいな爽快な話のほうが向いている気がする。
こういうオトボケ風味ながらも重いのはちょっとな、と
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80年代産の道産子。本と書き物が生きる糧。ミステリ作家を目指し中。
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