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読書&執筆ホリックの書評&書き物ブログ。
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おはよう、アリス。



“不思議の国”の住人たちが、殺されていく。
どれだけ注意深く読んでも、この真相は見抜けない。
10万部突破『大きな森の小さな密室』の鬼才が放つ
現実と悪夢を往還する“アリス”の奇怪な冒険譚。

***

夢の中ではルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」の住人、
けれど現実では理系大学の大学生の栗栖川亜理。
夢の国で殺されたアバターを持つ現実世界の住人が
夢と酷似したやり方で殺されていく。

という話。

本格ミステリと銘打っているから期待して読み進めたものの。。。
本格ミステリじゃないじゃん!
このオチじゃ何でもありのファンタジーじゃん!
論理的オチを期待していたぶん読後の虚脱感がひどかった。
「このオチは誰にも読めない」って、そりゃこんなぶっとんだオチじゃ
見抜けないに決まってる。
繰り返すけど何でもありの世界ならオチが読めないのも当然で。

また、冒頭のアリスと蜥蜴のビルの会話がまどろっこしいのは
アリスの原作って確かにそんな感じだし後の伏線にもなっているから
まだいいものの、現実世界のキャラたちの会話もくどい。
物語の大半を会話が占めているからまだ読みやすかったけど、
その会話のテンポの悪さに苛々した。

おすすめしません。
あと、アニメでアリスを観た程度のひとが読んでも
いまいちピンと来ない気がする。
原作にしか登場しないキャラがたくさん出てくるので。

あー面白い本が読みたい。
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80年代産の道産子。本と書き物が生きる糧。ミステリ作家を目指し中。
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