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読書&執筆ホリックの書評&書き物ブログ。
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そしてあたしは今、その留め金をはずそうとしている。



東京に今年三度目の雪が降った夜、長女の艶子は出て行った。
意味不明の小さなメモを残して。
四姉妹の語りと日記から浮かび上がってくる、それぞれの息苦しさと生きにくさ。
第4回新潮エンターテインメント大賞受賞作。

***

久々のブックレビュー。
というわけで、最近お話する機会のあった中島桃果子さんの
デビュー作を紹介します。

ひと言で家族小説と言っても、そこからイメージされる温かさよりも
ひりひりと痛く切ない空気が押し寄せてくる物語。
失踪した艶子のモノローグを挟んで、四女の語りが交互に繰り広げられます。

私の知人にも兄弟が全員女性、というひとは何人かいるけれど、
彼女たちもこういう女きょうだいならではの絆で結ばれて生きているのかと思うと
何だか羨ましい気持ちになったり。

艶子の心情をもうちょっと描写してくれるともっとよかった気もするけれど、
なかなかに良作です。

おすすめ。
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80年代産の道産子。本と書き物が生きる糧。ミステリ作家を目指し中。
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