楽しさを追求したら、こういう小説になりました。
最新書き下ろし長編は、予測不能の籠城ミステリーです! 仙台の住宅街で発生した
人質立てこもり事件。SITが出動するも、逃亡不可能な状況下、予想外の要求が炸裂する。
息子への、妻への、娘への、オリオン座への(?)愛が交錯し、
事態は思わぬ方向に転がっていく――。
「白兎事件」の全貌を知ることができるのはあなただけ!
伊坂作品初心者から上級者まで没頭度MAX!
あの泥棒も登場します。
***
出だしからうーんとは思っていたけれど。。。
面白くなかった。
伊坂氏の著作は全部読んでいるけれど、ランキングを付けるなら
かなり下の部類に入るかも知れない。
時間軸を行ったり来たりさせることで読者を惑わせるミスリードも
だいたい真相が読めていたのであまり驚かされなかったし、
バラバラに見えたピースがぴたっと嵌まる快感なら
同氏の著作「ラッシュライフ」のほうが断然上だった。
そして黒澤がまたしても登場するけど、彼はそんなに人気があるんだろうか。
なんかもう「黒澤シリーズ」として確立させたほうがいいんじゃなかろうか。
私は別に黒澤が好きでも何でもないので、「あ、またこのひとか。。。」としか
思わなかった。
伊坂氏が意識して書いただろう独特の文体も、
登場人物の誰にも感情移入出来ないというマイナス面しか感じなかった。
ラストも別に。。。という感じだし。
兎田が「綿子ちゃん綿子ちゃん」言うのも正直言ってウザかった。
あまりおすすめしません。
伊坂氏の小説は大好きだけど、ここまで期待を裏切られたのは初めてかも知れない。
長年のファンなので、次に何か出たらもちろん読むけど。
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80年代産の道産子。本と書き物が生きる糧。ミステリ作家を目指し中。
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