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読書&執筆ホリックの書評&書き物ブログ。
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「籠?」
「ああ。光の籠さ」
 
 

この海には、人を喰う怪物がいる――
瀬戸内の小島・興居島に漂着するいくつもの死体と、
いにしえからの港町・鞆に拡がる不穏な団体の影――。
怪事件の続く「時計仕掛けの海」に、御手洗潔が挑む!

***

どうしたんだろ島田氏。。。
私がミステリ界最大にときめく探偵・御手洗潔の
最新作、しかも彼の国内最後の事件ってことで
死ぬほど期待していたのに。。。

過去に使われていたという戦闘兵器「星籠」の正体にも
あっという間に気付けてしまうし、
これまでの御手洗シリーズのような壮大な歴史ロマンが
展開するのかと思いきや正直くだらない二時間ドラマみたいな真相が
下巻で展開して興ざめだし。
御手洗そんなに活躍しないし石岡のオトボケも全然発揮されてないし。
各登場人物たちのパートがあまり綺麗に絡み合ってないし
どれもインパクトに欠けて面白くない。
クライマックスの御手洗が仕掛けた罠も陳腐過ぎて名探偵の名が泣く。
何より島田氏ってこんなに文章下手だっけ?
同じ単語が頻発するし会話文はどこか間が抜けていて緊迫感がないし。
何だかいいとこなしの作品だった。
御手洗潔を敬愛する者としてはこの作品はなかったことにしたいぐらい。

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80年代産の道産子。本と書き物が生きる糧。ミステリ作家を目指し中。
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