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読書&執筆ホリックの書評&書き物ブログ。
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私は死を選んでいた。



時は一九七四年、京都大学医学部に在籍していた御手洗潔は、
毎日、午後三時に、進々堂に現れた。
その御手洗を慕って、同じ時刻に来るサトルという予備校生がいた。
放浪の長い旅から帰ったばかりの御手洗は、世界の片隅で目撃した光景を、
静かに話し始める…。
砂漠の都市と京都を結ぶ幻の桜、曼珠沙華に秘められた悲しき絆、
閉ざされた扉の奇跡、そして、チンザノ・コークハイの甘く残酷な記憶…。
芳醇な語りが、人生の光と影を照らし出す物語。

★収録作品★

 進々堂ブレンド 1974
 シェフィールドの奇跡
 戻り橋と悲願花
 追憶のカシュガル
 
***

最近の御手洗シリーズを読んでいると
「ドラえもんふりかけ」「ポケモンふりかけ」の類を思い出す。
中身は普通なのにラベルに大層な名前付けて売ってますよー、みたいな。
本作も御手洗潔シリーズじゃなかったら読まない、とまではいかないけど
そこまで魅力はなかっただろうなーというもの。
語り部がただ御手洗というだけで彼が全然活躍しないんだものな。
でも、「戻り橋と悲願花」「追憶のカシュガル」の戦争話は感動的です。
中期以降から社会派の様相を帯びてきた島田荘司氏ですが、
社会派小説にありがちな大仰さ、堅苦しさがなく
その目線はどこまでも人間的で温かい。
なんだかんだ言ってどの話も楽しませてもらいました。
でもやっぱり御手洗シリーズは石岡くんとの掛け合いが
一番面白いってところは譲れないけど。
 
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80年代産の道産子。本と書き物が生きる糧。ミステリ作家を目指し中。
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