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読書&執筆ホリックの書評&書き物ブログ。
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神様になんか願わないよ。
半沢くん。
キミに願う。



中学校入学の日、担任になった先生が僕たちにこう言った。
「ここにいる21人が今日から卒業までの仲間です。そして、なんと21世紀に、21歳になる仲間です」
なんでもない、他愛もない、ただの偶然。でもその偶然が重なって集まった仲間が21人いる。
その事実が僕たちに強烈な連帯感をもたらした。
21世紀に、21歳になる21人。僕たちは“21”というもので繋がれた仲間。
21・21・21。“twenty one”だ。
そして、ずっと変わらない仲間だと、無邪気に信じていた…。
なぜ自ら死を選んだ? 僕たちに何も告げず。特別な絆で結ばれていると信じていた人を突然
喪ったとき、胸に込み上げる思いをどうすればいいんだろう…。
大きな注目を集める著者が“生きていく意味”を深く問いかける感動作。

***

ある一つの謎を解き明かす、それがミステリというジャンルなのでしょうが。。。
本作の謎はあまりに悲しすぎる。
〝何故彼は自殺したか〟。
探偵役は元クラスメイトの20人。

私事で恐縮だけど、本作は自分とかぶるところが多すぎて読んでいて苦しかった。
21世紀に21歳になる。
クラスの(私の場合高校ですが)仲が異常にいい。
そしてたった一人、亡くなった仲間がいる。

読んでよかったとは思える話だけど、容易におすすめです、とは言い難い。
小路幸也氏の物語の中では、一番心に響いた、とだけ言っておきます。

切なすぎて二度とは読めないだろうな。。。



優しさだけじゃ生きられない
別れを選んだ人もいる
再び僕らは出会うだろう
この長い旅路のどこかで
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80年代産の道産子。本と書き物が生きる糧。ミステリ作家を目指し中。
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