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読書&執筆ホリックの書評&書き物ブログ。
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やっと会えた。



堀井香恵は、文具店でのアルバイトと音楽サークルの活動に勤しむ、ごく普通の大学生だ。
友人との関係も良好、アルバイトにもやりがいを感じてはいるが、
何か物足りない思いを抱えたまま日々を過ごしている。
そんななか、自室のクローゼットで、前の住人が置き忘れたと思しきノートを見つける。
興味本位でそのノートを手にする香恵。閉じられたノートが開かれたとき、
彼女の平凡な日常は大きく変わりはじめるのだった――。

***

〝ミリオンダラーベイビー〟
〝パーフェクトストーム〟
〝ハリケーン〟
〝デッドマンウォーキング〟
等の映画を観たときと同じ、
「これストーリーの流れからしてノンフィクションかも。。。」
という勘が本作に対しても働いたので、
あとがきを読んだときは「ああやっぱりな」という感じだった。
あまりにリアルすぎるんだよな、伊吹先生と生徒の母親のやりとりが。
リアルすぎて(悪い意味じゃなく)所帯くさくて。
でもリアル伊吹先生の文章、個人的には変えないほうがよりよかったと思います。>著者

まあとにかく、ベッタベタのラブストーリーを想像していた自分からすれば、
予想外に爽やかでじんと染みる物語でした。
ラストは〝花より男子〟で優紀が西門にしてあげたことを思い出した(知らない人ごめんなさい)。

ある人の大切な人間が、別の人間の口を借りて
言いたいのに言えなかったメッセージをその〝ある人〟に届ける。

こういう物語には弱いです。
ラブストーリー苦手な人にもおすすめ。
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80年代産の道産子。本と書き物が生きる糧。ミステリ作家を目指し中。
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