忍者ブログ
読書&執筆ホリックの書評&書き物ブログ。
[23]  [24]  [25]  [26]  [27]  [28]  [29]  [30]  [31]  [32]  [33
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

降り注ぐすべての痛みが、彼女への祈りだった。



そして悲劇は舞い降りる。
舞原吐季と千桜緑葉、心を通い合わせた二人だったが、
両家の忌まわしき因縁と暴いてしまった血の罪が、すべての愛を引き裂いてしまう。
彼女に心を許さなければ、眩暈がするほどの絶望も、
逃げられやしない孤独な永遠も経験することなどなかったのに。
琴弾麗羅の『告別』が、
桜塚歩夢の『断罪』が、
千桜緑葉の『愛情』が、
舞原吐季の人生を『残酷』な未来へと導いていく。
現代のロミオとジュリエット、絶望と永遠の最終幕。

***

〝ノーブルチルドレン〟シリーズ、四冊目にして最終巻。
いやそれにしても、
セカチュー(古いか)なんて足元にも及ばない純愛ストーリーになったなあ
このシリーズは。。。
最初のころはちょっとしたミステリの要素を呈していたけれど、
次第にキャラクターたちの人間模様を浮き彫りにしていく趣向に変わった。
でも本作の著者は琴線に触れる言葉をたくさん持ったひとなので、
読むたびに涙が出そうになり、また勇気づけられるフレーズをたくさんもらった。

本巻では時間軸が一気に進み、
主人公たちが36歳になるまでが描かれているけれど、
大人びた思考を得つつも根本的には変わらないキャラクターたちに
「ああ、自分もこのまま大人になっていいんだな」と安心感のようなものを得られたり。
そして唯一、その強さも可愛らしさも奇矯さも微塵も変わらないヒロイン・緑葉に
「あなたは素敵だ」と拍手を贈りたい気持ちにもなったり。

そして最終章のワカマツカオリさんのイラストにはやられた。
見ているだけで涙が出そうになった。

女性が男性より強くなっている昨今だけど、
どうせなら女性はここまで、緑葉ぐらいまで、強くなるべきだと思う。
男を幸せに出来る女、それって何て格好いいことだろう。
自分も彼女のようになりたい、と思った。

ちなみに本シリーズは、同著者の〝花鳥風月シリーズ〟の続編にあたるシリーズなので
そちらを読んでから読むほうがより楽しめます。

素敵な物語をありがとう、綾崎さん。
PR
白ゆき姫はもういない。



美人会社員が惨殺された不可解な殺人事件を巡り、
一人の女に疑惑の目が集まった。
同僚、同級生、家族、故郷の人々。
彼女の関係者たちがそれぞれ証言した驚くべき内容とは。
「噂」が恐怖を増幅する。果たして彼女は残忍な魔女なのか、それとも――。
ネット炎上、週刊誌報道が過熱、口コミで走る衝撃、
ヒットメーカーによる、傑作ミステリ長編。

***

導入は非常に面白いのだけど
オチがいまいち。
犯人と目されている人物が真犯人じゃないことは容易に想像がつくし、
ラストも小説としての表現方法は斬新ではあるけれど
何となくぼやけた印象。
〝告白〟以外の湊かなえ作品は総じてそんな印象がある。
中盤までが非常に面白かっただけに後の展開は残念だった。

被害者女性の、一見いいひとなんだけど実は人間として非常にいやらしい
人格の持ち主であるところは、
貫井徳郎氏の著作〝愚行録〟を彷彿とさせるものがあるので
(あっちのほうが傑作だけど)
こういう複数の人間が殺されたひとりの人間のことをモノローグ形式で
証言していくという手法が好きなひとはそっちのほうがおすすめ。

本作はあまり楽しめなかったな。残念。
パイロットじゃなくても飛べる。



不慮の事故でP免になった戦闘機パイロット空井大祐29歳が転勤した先は
防衛省航空自衛隊航空幕僚監部広報室。
待ち受けるのは、ミーハー室長の鷺坂(またの名を詐欺師鷺坂)をはじめ、
尻を掻く紅一点のべらんめえ美人・柚木や、
鷺坂ファンクラブ1号で「風紀委員by柚木」の槙博己、
鷺坂ファンクラブ2号の気儘なオレ様・片山、ベテラン広報官で空井の指導役・比嘉など、
ひと癖もふた癖もある先輩たちだった……。
有川浩、渾身のドラマティック長篇小説。

***

こういう、所謂「編集部モノ」は数多の作家が出しているけれど、
本作はあくまでそれを下敷きに、航空自衛隊とはいかなるものか、ということを
読み手に知らしめるために書かれたものだ。

決して右翼がかることなく、
そして去年の3.11を描いているにも関わらず被災者を傷つける描写もなく、
自衛隊という組織の持つひととしての「力」と「魅力」を
見事に描き出している手腕はさすがのひと言。

私は友人にも自衛隊で働いている人間が何人かいるし
福井晴敏や五篠瑛ファンでもあるので自衛隊にはまったく反発心はないけれど、
「自衛隊なんていらないじゃないか」と思っているひとが読んだら
彼らに対する印象がいい方向へ変わるんじゃないかと
本作を読んで期待と喜びが湧いた。

彼らは社会的に国内では微妙な立ち位置に置かれているけれど、
ただ肩書きがそうであるだけで同じひとりの人間なんだよ。
著者のそんな言葉が聞こえてくるようだった。

普通ではないせいで周りから色眼鏡で見られてしまう、
そんな人間を魅力的に書ける作家さんといえば
私の中では伊坂幸太郎さんとこのひと。
読むたびにすごいなと思わされる。
有川さんの作品〝レインツリーの国〟を読んだときも同じぐらい感銘を受けたし。

ただ。。。彼女の書く色恋はちょっとこっぱずかしいので
元々ラブストーリーメインの作品ならともかく
こういう作品には必要なかったんじゃ、というのが個人的な考え。
でも「恋愛」は彼女にとってかなり大切なファクターみたいだから無理かな。。。

自衛隊に少しでも興味を持っている方はもちろん、
彼らに偏見を抱いているひとにも是非読んでもらいたい一作です。
心を形にするために。



玄武書房に勤める馬締光也は営業部では変人として持て余されていたが、
新しい辞書『大渡海』編纂メンバーとして辞書編集部に迎えられる。
個性的な面々の中で、馬締は辞書の世界に没頭する。
言葉という絆を得て、彼らの人生が優しく編み上げられていく。
しかし、問題が山積みの辞書編集部。果たして『大渡海』は完成するのか──。
言葉への敬意、不完全な人間たちへの愛おしさを謳いあげる
三浦しをんの最新長編小説。

***

極めて良質な物語。
中高生にも勧められる内容。

だからこその本屋大賞なのかな、と思った。

本屋大賞って基本的に、悪くいえば「教科書」的な
毒を含まない小説を受賞させることが多いように感じるから。

でも、いくら小説家という肩書を持っているにしたって、
「言葉」という非常に難しい題材をここまで見事に書き上げた三浦しをんさんは
すごいなと思った。
「言葉」が主軸の物語で、著者の文章に瑕疵や間違いがあろうものなら
読者に徹底的に叩かれるのは目に見えているのに、
それを恐れずひとつの物語にしてしまう。
直木賞まで受賞した彼女ならではの自信がきっと
この物語を彼女に書かせたのだろうなと思った(もちろん本作執筆にあたって
彼女は様々なひとに取材をし、たくさんの文献を読んだりと
たゆまない努力はしているけれど)。

本作の主人公は辞典の編纂を生業としているけれど、
川上未映子さんは〝すべて真夜中の恋人たち〟で校閲者を主人公にしていて、
でもその割に地の文に間違いが頻発したりと完成度がいまいちだったのに対して、
本作は日本語としておかしい部分は私の気付く限りまったくなく、
改めて著者の力量を感じた。

私は子供のころ辞書が大好きで、
毎日一つひとつの単語を貪るように読んでいたりしたものだけど、
作家なだけあって著者もきっと昔そういうことをしていたのだろうなと思った。
でなきゃちょっと取材したり文献を読んだぐらいでこんな物語は書けない。

淡々と進むので刺激はあまりなく地味ではあるけど、おすすめです。
「虚像を追い求める人生もあるということだ」



指一本触れずに転落死させる術、他人には聴こえない囁き、女優が仕組んだ罠…
刑事はさらに不可解な謎を抱え、あの研究室のドアを叩く。

★収録作品★

 幻惑(まどわ)す
 心聴(きこえ)る
 偽装(よそお)う
 演技(えんじ)る

***

◆幻惑す◆

新興宗教の教祖がいかにして手を触れずに信者を転落死させたか、
そのトリックを見事暴いてみせる湯川の名探偵っぷりは健在。
残念ながらトリックは途中の段階で気付いてしまったけれど、
ドラマ〝トリック〟のようにインチキ人間の犯罪を湯川が見事論破する様は
やはり痛快だった。
短編集の出だしにふさわしい一編。

◆心聴る◆

ネタ的には第一話〝幻惑す〟と若干被ってはいるけれど、
こんなトリックが本当に通用するなら
是非私で試してほしいと思った。
ノイローゼになるほどやられるのはちょっといやだけど。。。
最後の注意書きに「このトリックは今現在は実質実行不可能です」
みたいな記述があってちょっと残念。
近未来のひとがこの短編を読んだら自然に受け入れらるんだろうなあと思うと
ちょっと羨ましい。

◆偽装う◆

湯川が女性に優しくするのを初めて見たような気がした一編。
ドラマではけっこう優しいところを内海薫に見せてはいたけど。
ただトリックがちょっと気になった。
ロッキングチェアに弾痕はなかったのかな?
散弾銃で撃たれたのなら絶対身体を貫通してその跡が椅子の背もたれにも
つくと思うんだけど。。。私が読み飛ばしてるだけか?
犯人の犯行動機は読んでいてつらいものがあったけど
読後感はいい短編だった。

◆演技る◆

トリックは一番つまらなかったけど犯人の犯行動機は
作中で一番気に入った。プロ根性ってすごい。
まあ実際にこのトリックを使ったら一発でバレる気がするけれど。
ちょっとした叙述トリックになっているのでクライマックスには
「え!?」と驚けること請け合い。
湯川の物理学捜査があまり出てこなかったのが残念だった。
 
 
 
 
この瞬間こそが永遠なのだと。



ニューヨーク近代美術館の学芸員ティム・ブラウンは、
スイスの大邸宅でありえない絵を目にしていた。
MoMAが所蔵する、素朴派の巨匠アンリ・ルソーの大作『夢』。
その名作とほぼ同じ構図、同じタッチの作が目の前にある。
持ち主の大富豪は、真贋を正しく判定した者に作品を譲ると宣言、
ヒントとして謎の古書を手渡した。好
敵手は日本人研究者の早川織絵。リミットは七日間――。
ピカソとルソー。二人の天才画家が生涯抱えた秘密が、いま、明かされる。

***

原田マハさんには正直最初いい印象を抱いていなくて、
「どうせ身内が有名な作家だから新人賞も受賞したんだろう」などと
思っていたのですが、
まったくの誤解だということがわかった。原田マハさん今までごめんなさい。

筆力も構成力もキャラクター造形も非常に卓越していて魅力的で
文句のつけどころがないぐらいハイクオリティだった。
本作には作中作が出てくるのですが、
作中作というものはよっぽど気を付けて書かないと全体を間延びさせ
読者を退屈させるものになりがちなのに、
その前後に作中作を読みたくさせるようなエピソードが差し挟まれているので
苦もなく読める。
気付けば本作の主人公ティム・ブラウンと早川織絵のように
その作中作を真剣に眼で追っている自分がいた。

そして今まで名前ぐらいしか知らなかったルソーという画家とその作品に
ここまで深い解釈を与えられる著者を心からすごいと思った。
一枚の絵には作者の様々な想いや意図が籠められている、
そのことを初めて本当の意味で知ることが出来たと思う。
いつか絵画展に行くことがあれば、そこに封じ込められた画家の意思を
決して逃さないようにしなければなと思った。

普通のエンタメ好きなひとはもちろん、
ミステリが好きなひとにもおすすめです。
面白かった。
〝ダ・ヴィンチ〟に紹介されていただけはあるな。

ちなみに本作が面白かったひとは、
漫画ですが〝ギャラリーフェイク〟もおすすめ。
こちらも著者が綿密に勉強した上で描いている秀逸な美術漫画です。
メロディは続く。



破天荒な部長と個性的な顧問のもと、最高の演奏を目指して地道な練習に励んでいる。
部員17人と若き顧問3人が、青春の幸せと後悔をブラスバンドのメロディに乗せていく。
繊細な心情描写、ユーモラスな会話を交えながら描いた群像劇。

***

最初の三冊を出してから、パブーなどのネット小説以外には
ほとんど作品を発表していなかった大好きな純文作家・中山智幸さんの待望の新刊。

めちゃくちゃどきどきしながら読み始めたのですが。。。

正直「うーん?」という感じ。

青春小説なのに全体に漂う雰囲気がどこか暗いというか「負」な感じがするというか。
音楽小説なのに音楽描写がほとんどなくて、あってもたとえば
中山七里さんと比べると臨場感が全然なかったりで著者が何を言いたいのか
わからないというか。

音楽小説としても青春小説としても煮え切らない感じが読書中拭い切れなかった。
主人公の高校生たちのエピソードがもっと活写されていれば
ラストは感動的だったんだろうなと思うけど、
取り立てて印象的なエピソードはないしキャラも立っているようで立っていないので
(唯一いい味出していたのは桂木だけど、彼の退部うんぬんの顛末も
読んでいて納得のいくものではなかったし)
「ふーん。。。」という感じで淡々と読了してしまった。

好きな作家さんの待望の新刊だっただけに残念。
中山氏はやはり大人を主人公にした少し歪んだ世界観を描いているほうが
本当の魅力が出るなと個人的には再確認した次第。

次回作に期待しますが、もう青春小説はいいです。
青春小説の名手なら最近なら朝井リョウさんとかがいるし。

否定はしませんが特におすすめもしません。

この苦痛の彼方で。

 

1992年冬の東京。元IRAテロリスト、ジャック・モーガンが謎の死を遂げる。
それが、全ての序曲だった――。
彼を衝き動かし、東京まで導いた白髪の東洋人スパイ『リヴィエラ』とは何者なのか?
その秘密を巡り、CIAが、MI5が、MI6が暗闘を繰り広げる!
空前のスケール、緻密な構成で国際諜報戦を活写し、絶賛を浴びた傑作。
日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞受賞。

***

私は福井晴敏氏が大好きなのですが、
本作は彼の作風と多分に似たところがあるので
友人からの勧めもあって手に取った次第。
ただ、物語の濃さ、筆力、そういったもので言えばこちらのほうがより圧巻。
海外の翻訳ものを読んでいるようで、日本人が書いたとは思えなかった。
そもそも女性が書いたものとも思えない、いい意味で武骨な文章にも驚かされた。
それに、外国の行ったこともない町なのに読んでいるときの臨場感がハンパじゃない。
作者どれだけ現地を取材したの?と、物書きの端くれとして訊きたくなるぐらい。
登場人物にも魅力があって、リーアンの芯の強さとシンクレアの得体の知れなさには
やられた。読みながらどきどきしてしまった。

高村薫さんの小説は今まで読んだことがなかったのだけど、
ああ日本にもこれだけ書ける作家がいるんだな、と感銘を受けた。
彼女の作品に比べたら福井氏はちょっとライトでアニメっぽい感じかな。

本格スパイものを読みたい方は是非。
おすすめ。
スイッチは押された。



公開処刑人「森のくまさん」。犯行声明をネットに公表する連続殺人鬼だ。
捜査本部は血眼で犯人を追うが、それを嘲笑うかのように惨殺は繰り返され、
世間は騒然となる。
殺されたのはレイプ常習犯やいじめを助長する鬼畜教師など、
指弾されても仕方ない悪党ばかりで、ネットには犯人を支持する者まで出始めていた。
一方、いじめに苦しみ、自殺を図ろうとした女子高生の前に、謎の男が現れ…。

***

受賞にまでは至らなかったものの、
編集部員が気に入り「これは是非うちから出版したい!」という運びで
発刊に至った作品のことを、このミス大賞では「隠し玉」というのですが、
本作もそれ。
個人的主観でいえば、大賞受賞作より万人向けで面白いものが多い。
私の知人の七尾与史氏もこの「隠し玉」でデビューしているのですが、
音楽ミステリ作家を志す者として彼のデビュー年の大賞受賞作
「さよならドビュッシー」には及ばなかった印象はあるものの、
どっちが多くの読書ファンを獲得するかといえば
氏の「死亡フラグが立ちました!」のほうに軍配があがると思った。

本作もエンタメ要素が非常に強く、
けれど人間心理の機微を軽快な中にも絶妙に織り込んでいて、
楽しみながらもある種重厚な作品を読んだときと同じような快感を得ることが出来た。
オチは多少読めはするけれど、そんなの気にならないぐらい面白かった。
特に本作に登場するふたりの少女の友情、そのおぞましさたるやもう。
ラスト1ページでは思わずにやっと笑いが零れてしまいました。
著者にしてやられたといういい意味での悔しさ、そして今後の展開を予想した嬉しさで。

非常におすすめです。
先が気になって本を一気読みしたのなんか久しぶりだったな。
ドラマ化してほしいかも、これ。
一生手が届きそうにない、しあわせ。



やみくもに、自分本位に、あたりをなぎ倒しながら疾走する、はじめての恋。
彼のまなざしが私を静かに支配する――。
華やかで高慢な女子高生・愛が、妙な名前のもっさりした男子に恋をした。
だが彼には中学時代からの恋人がいて……。
傷つけて、傷ついて、事態はとんでもない方向に展開してゆくが、
それでも心をひらくことこそ、生きているあかしなのだ。
本年度大江健三郎賞受賞の著者による、心をゆすぶられる傑作小説。

***

好きなひとに彼女がいた場合、人間のとるパターンというのは
だいたい決まっていると思うのですが、
本作を読んで「そうか、こんな手もあるのか。。。」と思わず感心してしまった。
まあ禁じ手だけど。これはこれでありかなと。

ちょっと登場人物たちが
簡単にヒロインにほだされすぎな気もしたけれど、
自分なりのやり方で想いを貫き通そうとするヒロインは
その破天荒な行動とは反対に一途で純情で、
思わず応援したくなってしまった。

そしてこの三角関係への予想外なオチの付け方。
でも自分に当て嵌めて考えてみた場合、
まあこういうこともなきにしもあらずだよなあ、と妙に納得してしまったり。

比喩表現が硬くてすんなりと読みづらいこと、
ヒロインが恋をする少年のキャラが若干わかりにくいことを除けば
非常に楽しめた。
やっぱり綿矢りささん好きだ。

おすすめです。
次回作にも期待。
プロフィール
HN:
kovo
性別:
女性
自己紹介:
80年代産の道産子。本と書き物が生きる糧。ミステリ作家を目指し中。
カレンダー
12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
アーカイブ
フリーエリア
最新コメント
最新トラックバック
バーコード
ブログ内検索
Copyright © 【イタクカシカムイ -言霊- 】 All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog  Material by ラッチェ Template by Kaie
忍者ブログ [PR]