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読書&執筆ホリックの書評&書き物ブログ。
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「仮面舞踏会ならぬ、『仮面同窓会』ってどうだ」



高校の同窓会で、久しぶりに再会した旧友4人。
かつて生徒を囚人扱いしていた教師・樫村の変わらぬ姿を見た彼らは、
恨みを晴らそうと仕返しを計画。予定通り、暴行して置き去りにするも、
翌日なぜか樫村は暴行現場から2km離れた溜め池で溺死体となって発見された。
いったいなぜ? そして、4人のうち誰が彼を殺害したのか?
それぞれが疑心暗鬼に陥る中、新たな犠牲者を出した殺人事件が、
高校時代の衝撃的な秘密を浮き彫りにさせる。
過去と決別できない者たちを巧妙に追い詰めていく悪魔の正体とは?

***

こんなB級ミステリも書くひとだったのねー。。。
正直肩透かし。
まっとうなミステリを期待して読んでいたら、後半最初の
あのギャグ展開、そしてご都合主義オチ。
犯人もほかに候補がいないからすぐに誰かわかるし。
雫井氏のセンスは信頼していたので面白く読み進めましたが、
だんだん雲行きが怪しくなってきて、最後はもう。。。
こんな脱力感を味わったのは、貫井徳郎氏の「ドミノ倒し」を
読んだとき以来だった(あそこまでひどくはないけど)。
「いたずらっぽい」という表現が出まくることにも
語彙の貧弱さ(というか著者のやる気のなさ?)を感じたし。
おすすめしません。
途中までは面白かっただけに残念。
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80年代産の道産子。本と書き物が生きる糧。ミステリ作家を目指し中。
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