呼吸の仕方を間違えないように。
怪談には死者の“思い”が込められている。
人の喪失に寄り添ってきた文学に、辻村深月が心血を注ぎ込んだ。
失った“大切な誰か”を思い出して読んでほしいと願いながら。
辻村深月の新境地!絆を感じる傑作短篇集。
★収録作品★
十円参り
手紙の主
丘の上
殺したもの
スイッチ
私の町の占い師
やみあかご
だまだまマーク
マルとバツ
ナマハゲと私
タイムリミット
噂地図
七つのカップ
***
ふちなしのかがみに続く、辻村さんのホラー短編集。
最近は辻村さんの著作に幻滅を感じる一方だったけれど、
本作はなかなか楽しめたと思う。
ホラーにしてはオチらしきオチのない物語が多いけれど、
(というか読者の想像に委ねるものが多いけれど)
それがかえって怖さを増す。
個人的に怖かったのは「手紙の主」「丘の上」「やみあかご」。
「だまだまマーク」と「ナマハゲと私」はよくある話。
それにしても、このひとは学生を書かせたら天下一品なのに
主婦を主人公にした話をたくさん書くようになっちゃったなあ。
思春期の人間の心の機微を描くのがとても上手な作家さんなのに。
やっぱり自分とダブらせてるんだろうけど、ちょっと残念。
でもまあおすすめです。
怪談には死者の“思い”が込められている。
人の喪失に寄り添ってきた文学に、辻村深月が心血を注ぎ込んだ。
失った“大切な誰か”を思い出して読んでほしいと願いながら。
辻村深月の新境地!絆を感じる傑作短篇集。
★収録作品★
十円参り
手紙の主
丘の上
殺したもの
スイッチ
私の町の占い師
やみあかご
だまだまマーク
マルとバツ
ナマハゲと私
タイムリミット
噂地図
七つのカップ
***
ふちなしのかがみに続く、辻村さんのホラー短編集。
最近は辻村さんの著作に幻滅を感じる一方だったけれど、
本作はなかなか楽しめたと思う。
ホラーにしてはオチらしきオチのない物語が多いけれど、
(というか読者の想像に委ねるものが多いけれど)
それがかえって怖さを増す。
個人的に怖かったのは「手紙の主」「丘の上」「やみあかご」。
「だまだまマーク」と「ナマハゲと私」はよくある話。
それにしても、このひとは学生を書かせたら天下一品なのに
主婦を主人公にした話をたくさん書くようになっちゃったなあ。
思春期の人間の心の機微を描くのがとても上手な作家さんなのに。
やっぱり自分とダブらせてるんだろうけど、ちょっと残念。
でもまあおすすめです。
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80年代産の道産子。本と書き物が生きる糧。ミステリ作家を目指し中。
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