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読書&執筆ホリックの書評&書き物ブログ。
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地球最後の日になったら何をする?
 


天文学者サラ・ディライト・ローウェル博士は、自分の住む孤島で毎年、
天体観測の集いを開いていた。ネット上の天文フォーラムで参加者を募り、
招待される客は毎年、ほぼ異なる顔ぶれになるという。
それほど天文には興味はないものの、家庭訪問医の加藤盤も
参加の申し込みをしたところ、凄まじい倍率をくぐり抜け招待客のひとりとなる。
この天体観測の集いへの応募が毎回凄まじい倍率になるのには、ある理由があった。
孤島に上陸した招待客たちのあいだに静かな緊張が走るなか、滞在三日目、
ひとりが死体となって海に浮かぶ。犯人は、この六人のなかにいる――。
奇蹟の島で起きた殺人事件を、俊英が満を持して描く快作長編推理!

***

所謂クローズド・サークルもの。
警察の手の届かない場所での殺人、犯人は?的な物語です。

最初は文体の軽さが気になって(「~じゃね?」とか普通に出てくるし)
何これとか思っていたのですが、著者ラノベ出身のひとなんですね。納得。
ならば内容もラノベなのかといえば、これがなかなかにしっかりした
本格ミステリ。
ここ最近読んだクローズド・サークルものでは一番楽しませてもらいました。
ラストの壮大などんでん返しにもおおっと思わされたし。
登場人物の名前はちょっとふざけてるけどそれも軽いお遊びってことで。

本格ミステリファンのみならず、これから本格ミステリを読んでみたいなと
思っているひとにもおすすめの一作です。

ちなみに余談ですが「地球最後の日」がもし来るとすれば、
私がやることは主人公と同じだな。
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80年代産の道産子。本と書き物が生きる糧。ミステリ作家を目指し中。
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